『エゴイスト』とBL

下記の文章は、『エゴイスト』という作品の感想において、「BLと違って〜」という表現がよく用いられることに発端して書かれている。

定まったクリアな結論はないが、思ったことを書き留めておきたいと思う。

(あまり綺麗にまとまらなかったので、ぽつぽつ思ったことを書いてるんだなという認識で読んでほしい)

 

まず、BLとは、ざっくり言えば、男性同士の恋愛・性愛の関係性を描くフィクションである。一から作るオリジナル作品もあれば、既存の作品から男性キャラクター同士の親密さを見出し二次創作する場合もある。作り手も消費者も主に女性だと考えられてきた。

 

一方、『エゴイスト』は高山真という作家の自伝的小説で、ゲイの恋愛・性愛、母親との関係を描いている。主演の鈴木亮平はゲイ当事者が自分達のこととして楽しめるゲイムービーにしたいと度々インタビューで述べている。

当事者のコミュニティにきちんと共感してもらえるゲイムービーとして成立させたいという思いは強くありました(GQジャパン

自分の想像だけで作ってはいけないし、ゲイの方たちがこの映画を見たときに、違和感があるものにだけはしたくないなと思って、みんなでよく話し合いながら作っていきました。(フジテレビュー

こうした背景には、役者たちが勉強を重ねたことや、制作・宣伝広報にLGBTQ+の専門家を入れたことがある。このような姿勢・取り組みは、私が知る限り、とても高く評価されている。(日本のエンタメ業界は心配なので、今後これがスタンダードになってほしいと願う)

 

さて、エゴイストの何がBLと違うのか、はたまた本当に違うのか、違うという言説が持つ意味など、様々な視点から考えてみたいと思う。

 

先ほど述べた通り、BLはターゲットの消費者が主に女性であり、『エゴイスト』はゲイ当事者の視聴者を念頭に置いて作られてきた。そういった意味ではBLと『エゴイスト』に違いはあるだろう。ただ、BLの需要が女性側にあるという認識は、あまりにも物事を単純化しているのが事実だ。BLを楽しむゲイやその他の性的マイノリティも多く存在している。つまり、BLの消費者と『エゴイスト』の視聴者層がきっぱり分かれるとは思えないのだ。私の周りの友人・知人関係は偏っているが、実際に『エゴイスト』を観に行った人たちはBLを愛する人たちとほぼイコールであった。

 

また『エゴイスト』は自伝的小説という性質からノンフィクションの要素が強い。しかし、どこからどこまでが事実で、どこからが脚色なのかは、高山真氏が他界されている今では知りようがない。そして、映画化のために脚本を作ったりアドリブを入れたりすることでさらに映画ならではのオリジナリティが生まれ、事実から遠ざかっている可能性がある。そう考えた時に「(フィクションとしての性質を持つ)BLじゃない」と言い切れるだろうか。

 

映画における男性同性愛表象の歴史・変遷という観点からも、『エゴイスト』をBLじゃないと切り離してしまって良いのか懸念がある。児玉美月さんがパンフレットで冒頭に『おっさんずラブ』や『チェリまほ the movie』『his』などを挙げ、『エゴイスト』もその連なりの一部であることを示していたように思う。同性愛表象の多様性、変化を検証するにあたって、ゲイ映画とBLとすんなり分けるのは難しいように感じる。『エゴイスト』は先ほど述べた通り、当事者ファーストの取り組みがなされた画期的な作品である。しかし、今までのBLがそれを怠ってきたかというとそうではなくて、『チェリまほ the movie』では脚本にジェンダーセクシュアリティ研究者による監修が入り、『his』でも脚本家による綿密な取材が重ねられてきた。そうした着実な変化はBLにも見受けられてきたのだ。

 

それから、『エゴイスト』の物語としてキーになるのは同性愛表象だけではなく、浩輔と浩輔/龍太の母親との関係性の描写である。BLというジャンルでは、男性同士の関係性にフォーカスして描かれるため、これだけの重点を置いて家族との関係性を描くことは少ないだろう。その点が違うと言われれば、違いとして述べることができる。(しかし、BL全てがそうではなく、カミングアウトなどを通して家族との関係性を描く作品も増えつつある。)

 

さらに、BLとゲイ・クィア作品の境界線について海外の視点も含めて考えてみたい。BLとLGBTQの関係性について研究をしているジェームズ・ウェルカー氏は、2023年2月11日に行われた「セクシュアルマイノリティと医療・福祉・教育を考える全国大会2023」において、日本におけるBLと海外におけるBLの位置付けの違いについて、次のように述べた。日本ではファンカルチャーとしてBLは存在するが、海外(東南アジア、ヨーロッパ、北南米など)ではLGBTQメディアの一部として位置付けられている、と。ウェルカー氏はフィールドワークで、世界中のコミケや即売会などに参加した経験があり、海外のイベントではレインボーグッズが漫画作品と並べて売られていたり、婚姻平等のキャンペーンをしていたりするなどの現象を観測したとのことだ。また、セクシュアルマイノリティがBLを自分のカルチャーとして取り入れていることが当たり前なのだと見受けられる。このような現象を聞くと、BLとゲイ・クィア作品の境界線は段々と曖昧化されていくように感じるのは私だけだろうか。

 

BLについてよくゲイ当事者から言われることがある。それは「BLはファンタジー」であり「非当事者による都合の良いゲイの消費」であるということだ。たしかにフィクションであることから、ファンタジーであることは否めない。ハッピーエンドの作品が多く、ゲイ当事者が直面している差別や偏見を無視していると批判されやすい。加えて、性描写が様々なレベルで展開されており、そうした消費に違和感を覚える当事者も多いだろう。ただ、こうした批判は今に始まった話ではなく、「BLの教科書」や「BL進化論」といった本に詳しいのだが、やおい論争というものがあり、ゲイ当事者の批判とそれに呼応したBL作家の反省の歴史がある。その歴史を経て、今ではゲイ当事者やLGBTQ+の消費者を獲得している。また、そうした層からハッピーエンドは近い未来・希望を描く物語として受容されているのも事実である。性描写のイシューについても、すべてに性描写が含まれているわけではなく、全く性描写のない作品も一定数以上存在する。先ほど海外の話をしたが、海外に目を向けると、特に実写のBLには、当事者のリアルさを大事にしながら、ハッピーエンドを描く作品がどんどん増えている。(タイ、台湾、フィリピンなど)

 

そんな中で『エゴイスト』について「BLと違って〜」とわざわざ述べる意味とはどういうことか。「ゲイだったら本当は辛い現実を生きているのに勝手にハッピーにするな」「ゲイは恋愛・性愛が全てじゃない」「ゲイのセックスはあんなものじゃない」「女性なんかによって消費されるべきものじゃない」「あんなのは嘘だ/二流だ」という意識が潜んでないだろうか。しかし、そのBLを自分ごととして楽しんでいるゲイ当事者・LGBTQ+当事者がいることを忘れてはならないのではないか。

『エゴイスト』を楽しみながら、BLを楽しんでいるそのような人々が「BLと違って〜」という言葉に傷ついている。『エゴイスト』もBLも、対等に作品として語られるべきではなかろうか。

BLに改善点はある。批判はごもっともだというものも多い。しかし、『エゴイスト』を高評価するためにBLを持ち出すことは本当に理にかなっているのだろうか。

 

 

 

映画『そばかす』を見て思ったことあれこれ

最初はMastodonに感想を書き連ねたのだが、あまりにもスレッドが長くなってしまってちゃんと投稿できているかわからなくなったので、ブログにまとめることにした。

ネタバレ・パンフの内容を大量に含んでいるのでご注意を。

 

僕の同居人はAロマで、Aロマの人と生活している。僕自身もロマンティック・ラブイデオロギーに身を任せて恋愛はしてきたと思うけど、最近揺らぎを感じ始めてる。そういう立場で見てきた。

 

フォロワーが言ってた通り、前田敦子が演じる真帆というキャラが良いし、前田敦子の演技も良い。
特にシンデレラのストーリーを批判して新しく作り替えることを提案するシーンや、お父さんに怒るシーンは、涙ぼろぼろになりながら見た。諦めがある人からすれば、真帆のような存在は眩しいぐらいかもしれない。元セックスワーカーの表象としてもポジティブなものを感じた。

 

ただ、主人公の佳純と真帆の描写で残念に思うこともあった。Aロマと同居している身(一応Aロマ自認ではない)からすると、同居計画していたのにそれは佳純の夢物語で終わってしまって、「ごめん、やっぱり元彼と結婚します」の流れは、AロマはAロマ同士じゃないとやっていけないの?という疑問を抱いてしまう。佳純が真帆に対して全く怒らず祝福しているのは佳純の率直な態度と誰も否定しない選択を示したものだろうけど、一緒に映画を見に行った同居人も同じくその流れについて残念に思ったらしい。つい僕はそんなふうに同居解消をしたくないという謎の意地が出てきてしまった。

 

そして、ここは同居人と感想が違ってて興味深いと思ったところ。
最後に出てくる同僚の男性とのエピソード。同僚の男性とは、恋愛・性愛の目線を交えなくても良いし、自分と同じように感じている誰かが他にも存在しているということを示すエピソードだったけど、その同僚はかなり物静かに描かれており、飲み会もあっさり断るほど。僕はオフラインだと彼に近いというか、特にまだ知り合って間もないとあんな感じで、「主人公に仲間ができてよかったよかった」とあっさり思って見ていた。
一方、同居人は「感情を持っているのにAロマは感情がない人間として描かれがちだから、あのキャラクターは静かな性格がゆえにステレオタイプっぽいのが残念だった。」と言う。たしかにAロマ同士だから、喫茶店でそれぞれ本を読んで少ししか話さないというふうに勘違いされるように映るかもしれない。前半にあった、後々に佳純に恋心を抱くお見合い相手の木暮とのイキイキとしたやりとりと対比すると、そのステレオタイプはさらに強化されていく。もっともな指摘だと思う。

 

また、レズビアンという言葉が出てくるのに、Aセクシャル・Aロマンティックという言葉が出てこない件についても考えたい。
僕はノンバイナリーの自認も遅かったし、自分の恋愛指向について疑問を持ち始めたのも最近のことだ。イギリスの大学を卒業して、英語の情報にアクセスができる身でも、遅かった。ノンバイナリーとAセクシュアル・Aロマンティックに共通するところは、自認することの難しさのように思う。パンフレットのインタビューで三浦透子さんが話しているように恋愛規範によって「まだいい人に出会えてないだけでは?」と言われ続けて、その概念まで辿り着くことのできないリアルがある。ノンバイナリーも、この世は男と女しかないという二元論によって「性別役割(ジェンダーロール)が気に食わないだけでは?」と言われたりする。ちょっと質は違うけど、規範による自認の難しさがあるから、Aロマ・Aセクだってセリフに明示されないことも一つの表象の在り方なのではないかと思う。『そばかす』以外にAロマの主人公が出てきた日本の映画として、今年見た『ミューズは溺れない』という作品があるのだが、こちらもレズビアンという言葉が出てきても、Aロマなんて言葉は出てこない。登場人物が若い(高校生)ということもあってそれはそれでまた現実的だと思う。一方で、NHKドラマの『恋せぬふたり』では、高橋一生の役がブログを通してAロマAセクを解説するような形ではっきりと現れる。これもまた今起きている現実だと思う。
日本の場合、L・G・Bとバイナリーのトランスあたりは、もうはっきり言っていかないとそれは漂白のように感じても仕方ないと思う。ただ、Aロマ・Aセクは、ノンバイナリーと近しい状況で、まだまだアクセスしづらい概念であり、とても大きな規範に挑戦している実存でもある。だから、今回Aロマ・Aセクと言わないことがダメと一概に批判できないなと感じた。
ただ、脚本家がAロマ・Aセクの物語だと言ってるのに観た人が勝手に「これはAロマ・Aセクの話じゃなくて〜」と勝手に漂白していくのは論外で、それはいけないと思う。当事者からも丁寧に聴き取りをして作られた作品であることから、当事者を踏む行為と言えるだろう。
もちろん、僕はAロマ・Aセクだってはっきり言う人物が出てくる作品もほしい。『作りたい女と食べたい女』の原作ではAセクシャルの女性が出てくる。彼女ははっきりとAセクシャルであることを主人公に伝えている。そういう描写が出てくる作品だってほしい。
あと、パンフレットでAロマ・Aセクを明言していない件について監督が「名前をつけてしまうと、一部の人から「そういう特別な人の話なんだ」みたいに客観的に捉えられてしまうかもしれない。それは避けたい」と言っていて、ここはあまり同意ができない部分である。
たしかに具体的な話にした方が伝わるのはわかる。自分のカミングアウトの経験から、ただ「ノンバイナリー」とつきつけては理解してもらえないということは痛いほどわかっている。ただ、もうマジョリティのためにそういう「配慮」をすることに僕たちはウンザリで、具体的な在り方とともにカテゴリやラベルを伝えて何が悪いのだ。叫んでやりたいぐらいだといつも思ってる。カテゴリ・ラベルには、良い面も悪い面もあることはわかっているが、僕はノンバイナリーという言葉を通じて近しい経験をしている人をたくさん知ることができたし、良い面が悪い面を上回っていると思っている。ステレオタイプというのは結局のところマジョリティが作って再生産してきたもので、それこそエンタメやメディアの責任は大きい。監督はそれをわかっているんだろうか?ステレオタイプの打破のためにも、やるべきことは、当事者を尊重した多様な表象づくりであって、マイノリティが築き上げてきたカテゴリやラベルを消すマジョリティ配慮ではない。

 

それから、児玉美月さんが『「ゴールイン」ではなく「スタートライン」へ』という文章を寄せていて、タイトルを見て思い出したことがある。ちょうど俳優の町田啓太さんがクリスマス婚したというニュースで「ゴールイン」と報道していたメディアだ。
僕はそれを見た時即座に「結婚=ゴールインなんて勝手に決めるなよ!」とツッコミを入れていた。結婚がゴールなんて脆すぎるし、劇中の茶の間に映し出されていたテレビでは、結婚報道から不倫報道に変わる。そうでなくとも、いろんな場で佳純を通じて結婚や恋愛というものが押し付けられる世界を描き、また他人の恋愛に干渉しすぎる世の中を多角的に映していたように思う。

 

児玉さんのレビューは本当に良かったのでぜひ読んでほしい。児玉さんのレビューで好きなところは、映画執筆家ならではと言うべきか、他の作品の表象も含めた批評となっていてるところで、読むたびに、言及されている作品を見てみたいなと思ったり、「うん、そうそう」と頷いたり、「たしかにそうかも!」と新しい発見をしたりする。児玉さんの文章やコメントが載るパンフレットでは、これをいつも楽しみにしている。今回の場合は『あのこは貴族』が気になった。劇中で言うと、佳純と真帆のシスターフッドの描写について言及したところである。また、Aロマ当事者のそばにいる者として疑問に思うところはあるものの、この映画を見てみんなに勧めたいと思うのがなぜなのか、この文章によくまとまっている。気に入った箇所を引用する。

恋愛しない属性の人物やそうした主題を描くにあたっては、決して恋愛する人や恋愛そのものへ憎悪や嫌悪を向けてはいけない。そうではなく恋愛至上主義や恋愛規範が問題なのだとする。そのバランスを『そばかす』は繊細に調合しているように思える。

 

感想めちゃ長くなったけど、本当に見に行って良かったと思うし、今後どんどんAロマ・Aセクの作品、この世の中の規範にまっすぐに立ち向かう作品が作られるような流れになってほしいと思った。

LGBTQ+コミュニティのためにできること

表題の件につき、Twitterに投稿した内容が膨大になってきたので、ブログのような形でまとめておくことにしました。

※TLでのいろんな意見や反応を踏まえて、内容につき一部修正・加筆しています。

 

(主にLGBTQ+でない人を対象にして書いていますが、LGBTQ+の人にも何か役に立てれば幸いです)

 

この社会に生きる人間として、LGBTQ+への差別を許さないこと、全ての人に結婚の自由が保障されるべきだということを、自身に合ったやり方で表明してほしい。

自分が想像するよりたくさんのLGBTQ+の人々が世の中・身近にいると思う。

完全にオープンにしている人もいれば、私のようにSNSでのみ開示している人、SNSでも🏳️‍🌈だけをプロフィールに載せている人、私生活・ネット関係なくクローゼットの人もいる。

異性婚をしている人、異性パートナーがいる人、子供がいる人の中にもLGBTQ+の人がいる。

家族や親戚、友達、知り合い、同僚などがLGBTQ+という人もいる。

どこか遠くの他所の話ではなく、身近なこと、自分ごととして考えて欲しい。

 

ツイートやブログを書く背景として、大阪地裁で、戸籍上同性同士のカップルの婚姻届が受理されなかった件について合憲と判断され、原告の請求がすべて棄却されたことがある。原告はこれに控訴し、大阪高等裁判所で再び司法に正義・平等・公平を問う。そして、他の地域(北海道・東京・名古屋・福岡)でも同様の訴訟が行われている。

立法も司法も行政も、既存の憲法や法律だけでなく、世の中・社会がどう考えているか?が重要となる。つまり、世論の力が必要なのだ。だから、当事者だけでなく、みんなにLGBTQ+の差別について考え、行動してほしいと思う。

どんな方法をとるかは人それぞれなので、みなさんの価値観・信条・ライフスタイルにあったやり方をとってほしい。下記に、できることや、選挙などに役立つ情報、支援団体の一例、おすすめの書籍などをまとめた。参考になれば幸いだ。

www.buzzfeed.com

 

 

できることの例

  • 選挙で、差別禁止法や同性婚、性別変更要件の緩和など、LGBTQ+の人権擁護を支持する議員・政党に投票
  • SNSで(タグをつけて)発信
  • LGBTQ+を支援する団体およびプロジェクトへの寄付
  • LGBTQ+当事者団体・プロジェクトが発信している情報などの拡散
  • LGBTQ+の人権回復、人権擁護を目指す署名運動への参加
  • LGBTQ+の人権回復・人権擁護につき、自分の地区の国会議員や地方議員に意見を送る
  • 自治体などのパブリックコメントへ積極的に意見を送る
  • 職場内のアンケート等で、LGBTQ+の従業員や顧客に対するサービス改善を提案・要求
  • オンラインや対面のデモ・イベントに参加
  • LGBTQ+当事者支援につながる商品・サービスの消費
  • SNSで、差別的なコメントやヘイト、マイクロアグレッションを見かけたら通報
  • 企業や公的機関、メディア、政治家が差別・ヘイト・マイクロアグレッションをしているのを見たら、問い合わせをして謝罪・改善を要求
  • 身近で差別・ヘイト・マイクロアグレッションを見かけたら指摘する など

 

国会議員や政党のスタンスについて

 

◉2022/6/22時点の現職の国会議員が同性婚を支持しているかどうか

meter.marriageforall.jp

◉結婚の平等(同性婚)に関する各政党のスタンス

www.marriageforall.jp

◉2022参議院選挙における各政党のスタンス

同性婚やLGBTQ+の差別解消以外のトピックを含む)

choiceisyours2021.jp

◉2022参議院選挙における各候補者のスタンス

同性婚やLGBTQ+の差別解消以外のトピックを含む)

www.ntv.co.jp

 

署名運動の例

 

同性婚

キャンペーン · 日本でも同性婚を!だれもが「愛する人との結婚」を選べる社会にするために、私たちの訴訟を応援してください! · Change.org

トランスジェンダーの人の名前の尊重・通称名使用範囲の拡大

キャンペーン · トランスジェンダーの人の名前を尊重してください · Change.org

ほかにもたくさんあり、これはほんの一例。

 

LGBTQ+支援団体やプロジェクトの一例

◉CALL4

同性婚を始め、さまざまなマイノリティの人権侵害につき、公共訴訟を行なわれています。

www.call4.jp

◉一般社団法人にじーず

LGBTQ+のユースの居場所作りをされている団体です。参加者の交通費などをカバーするために援助を必要とされています。

24zzz-lgbt.com

◉Broken Rainbow

LGBTQ+の性暴力サバイバーのために活動されています。

性暴力に関する法改正などに働きかけています。

t.co

上記はほんの一例だ。ほかにもたくさんの団体や個人の方がLGBTQ+コミュニティのために活動されている。自分がお住まいの地域など、身近な範囲で構わないので、ぜひできる形での連帯をしてほしい。

 

知識を身につけられるサイトの一例

同性婚の法制化について

結婚の自由をすべての人に - Marriage for All Japan -

同性婚と憲法の関係について

トランスジェンダーについて

はじめてのトランスジェンダー trans101.jp – トランスジェンダーについての情報サイト

LINEアカウント「みんなでなくそうトランスヘイト」

寄付はこちらから

LGBT差別禁止法について

http://lgbtetc.jp/wp/wp-content/uploads/2016/03/%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%81%E7%B5%B5%E4%BB%98%E3%81%8D%E7%A7%81%E6%A1%88.pdf

◉LGBTQ報道ガイドライン

https://lgbtetc.jp/wp/wp-content/uploads/2022/04/lgbtq-media-gudeline-2nd-edit-1.pdf

 

LGBTQ+支援や啓発キャンペーンを行う企業の例

LUSH

prtimes.jp

 

LGBTQ+について学べる書籍

私が今まで読んだLGBTQ+の本・漫画(ノンフィクション)・絵本で良かったものを紹介します。また、2022年6月30日まで、楽天ブックスでは、LGBTQフェアをやっており、東京レインボープライドが選んだLGBTQ+の本を紹介しています。どんな本が流通しているのか参考になります。(楽天ブックスでの購入を推奨しているわけではありません)

私が読んだ書籍は数が少なく、また偏っています。(特にトランスジェンダーがテーマの書籍は少ないです)ぜひ楽天のサイトなどを活用して、幅広くチェックしてみてください。

books.rakuten.co.jp

 

下記より、書籍タイトルにAmazonへの直リンクを貼っています。(Amazonでの購入を推奨しているわけではなく、値段や電子書籍の有無などの参考になればと思っています。)

 

LGBTQ+って何?日本のLGBTQ+の人たちはどんな現実に直面しているのか?

基礎・少し知っている人向け

はじめて学ぶLGBT 基礎からトレンドまで

LGBTヒストリー

マンガでわかるLGBTQ+

 

最新の状況・だいたい把握した人向け

女も男も No.139 セクシュアルマイノリティー意識・制度はどう変化したか

 

歴史を学ぶ

そもそもLGBTQ+ってどこからきたの?アメリカの歴史を学ぶ

LGBTヒストリーブック 絶対に諦めなかった人々の100年の闘い

アメリカの歴史に加え、日本とつなげて考えてみる

愛と差別と友情とLGBTQ+

 

LGBTQ+とジェンダーの関係

ジェンダーアイデンティティ性自認、性同一性)について学ぶ

LGBTだけじゃない!わたしの性 ジェンダー・アイデンティティ

ジェンダーの多様性について学ぶ

イラストで学ぶジェンダーのはなし みんなと自分を理解するためのガイドブック

 

カミングアウト・アウティングについて知っておきたいこと

カミングアウトとはどんな経験なのか

カミングアウト

アウティングの問題について、実際に起きた例から学ぶ

あいつゲイだって アウティングはなぜ問題なのか?

 

同性婚について

同性婚の実現を望む当事者たちの声に耳を傾け、現在の法制度の問題を知る

同性婚 だれもが自由に結婚する権利

アジアで初めて同性婚を法制化した台湾の事例から学ぶ

台湾同性婚法の誕生 アジアLGBTQ+燈台への歴程

日本に同性婚が必要な理由を、トランスジェンダー当事者の事例から考える

エリンとみどり ジェンダーと新しい家族の形

同性婚に限らず、さまざまな家族の在り方について考える

子どもを育てられるなんて思わなかった LGBTQと家族のこれから

 

TやQ+の人たちのこと

トランスジェンダーについて学ぶ

トランスジェンダー問題

トランスジェンダーの人々が直面している問題をさまざまな角度から検証した本です。また、読むことでこれまで見聞きしてきたような印象とは異なってくると思います。自分こそアライでいたいと思う人に読んでほしいです。

ぜひ下記の記事も読んでほしいです。

『トランスジェンダー問題』はなぜ翻訳されなければならないのか(高井ゆと里) | トランスジェンダー問題――議論は正義のために | webあかし

「トランスジェンダー問題」は、シスジェンダー問題である|じんぶん堂

「日本のトランスたちのために翻訳したかった」。英書籍『トランスジェンダー問題』訳者の想い | CINRA

 

ノンバイナリーについて学ぶ

ノンバイナリーがわかる本ーheでもsheでもない、theyたちのこと

第三の性「X」への道ー男でも女でもないノンバイナリーを生きる

 

Xジェンダーについて学ぶ

Xジェンダーって何?ー日本における多様な性のあり方

 

トランスジェンダーやノンバイナリー、XジェンダーにとってのGID性同一性障害)という枠組みの問題について考える

誰かの理想を生きられはしない:とり残された者のためのトランスジェンダー史

 

アセクシュアルについて学ぶ

見えない性的指向 アセクシュアルのすべてー誰にも性的魅力を感じない私たちのこと

 

差別・ハラスメント・マイクロアグレッション

LGBTQ+へのハラスメントにはどんなものがあるのか学ぶ、対策を考える

LGBTとハラスメント

LGBTQ+を含むマイノリティに対する差別やマイクロアグレッションについて学ぶ

差別は思いやりでは解決しない ジェンダーやLGBTQから考える

マイクロアグレッションを吹っ飛ばせ

日常生活に埋め込まれたマイクロアグレッション

差別はたいてい悪意のない人がする

差別の哲学入門

子供から大人まで、日々の会話でどんな言葉が抑圧を生み出してしまうのか学ぶ

10代から知っておきたい あなたを閉じこめる「ずるい言葉」

 

漫画で読める当事者のエッセイ

◉ゲイのあさな君

あさな君はノンケじゃない!

Xジェンダーのみやざきさん

性別X

◉ノンバイナリーのペス山さん

女の体をゆるすまで

 

絵本

ぼくらのサブウェイ・ベイビー

ふたりママの家で

 

LGBTQの権利回復に限らず、社会を変えるためにできることを学ぶときに役に立つかもしれない本

みんなの「わがまま」入門

コミュニティ・オーガナイジング

世界の半分、女子アクティビストになる

プロテストってなに?世界を変えたさまざまな社会運動